ヘアメイクアーティストになりたいと憧れている人もいるでしょう。ヘアメイクアーティストの仕事は業界や専門性によってニーズが異なります。これからヘアメイクアーティストになりたい人やもっと知りたいという人は参考にしてみてください。

①テレビや映画など映像業界でヘアメイクをしたい

ヘアメイクアーティストと聞くと、映画やドラマ、テレビ番組に出演している俳優やタレントのメイクをする人を思い浮かべる人も多くいることでしょう。テレビや映画など映像の世界でのヘアメイクは、作品のイメージに合わせたメイクやヘアスタイルを提供する必要があります。

昨今の映像技術の発展により、視聴者が毛穴まで見えるくらい細かなところまでケアをする必要があることも少なくありません。クライアントの要求に応えるのはもちろんですが、タレントや俳優の要望やニーズにも対応する臨機応変さも求められます。

映画やテレビ番組、ドラマなどを担当した場合、決められた短い撮影準備時間を使っておこなうので、手際の良さとスピードが求められます。ハードな撮影に加え、忙しいタレントの場合には、肌のケアやマッサージをおこなうこともあることから、ホスピタリティやコミュニケーション能力も必要になります。

映像業界で働くヘアメイクアップアーティストは、撮影が始まると担当のタレントや役者に常に同行し、現場で待機していることが多いもの。ヘアスタイルやメイクの崩れをすぐに直し、ライティングや役柄やシーンに合わせてメイクを修正することもあります。

映像業界で働く場合には、企業に所属する他、業界で信頼され、評判が高いメイクアップアーティストの場合、フリーランスで指名が入ることもあります。

②CMや雑誌で活躍したい

ヘアメイクアーティストの中にはCMや雑誌などの広告業界で働く人もいます。主に雑誌やポスターなどの紙媒体とCMなどの映像でヘアメイクをおこないます。広告業界の場合には、企業や広告担当者が求めるイメージに合ったメイクや、トレンドを意識したメイクをする必要があります。中には企業が指定するものや販売する商品をPRすることもあります。撮影中は、手直しが必要なこともあるので、モデルやタレントの近くにいて、メイクが崩れたらすぐに直せるようにスタンバイし、臨機応変に対応することが求められます。

広告業界ではプロダクションや企業に所属するほかに、フリーランスで活躍する人もいます。指名で仕事を請け負うためには、経験以外にも企業やタレントとの信頼関係を構築しておく必要があります。

③ファッションショーで活躍したい

ファッションショーで活躍するヘアメイクアーティストもいます。ブランドやデザイナー、ショーで着用する衣装とのイメージを壊さずヘアメイクでブランドの作品として支えることから、入念な打ち合わせが必要なこともあります。またランウェイやショーでライティングに映える華やかなメイクを施す必要があります。

華やかなショーの裏側では、モデルが立ち代わり着替えをおこないます。短い間にヘアやメイクを変更したり、直したりすることから、ほかのヘアメイクとチームになって連携を取りながらおこなうこともあります。

ショーの間はメイクルームで待機しておきますが、次のメイクに備えて道具の準備をする必要があります。ブランドと提携しているプロダクションや企業に所属するメイクアップアーティストが現場に入ることもありますが、デザイナーとの信頼関係が構築しているヘアメイクアーティストの場合には、個別に指名されることもあります。

④結婚式場や写真スタジオで働きたい

一般の人の記念日にヘアメイクアーティストとして華を添えるのが、結婚式場や写真館と提携しているヘアメイクアーティストです。お客さんと衣装やイメージを打ち合わせ、希望のメイクをおこないます。
結婚式場や写真館で働く場合には、ドレスや和装の着付けも併せておこなうこともあります。トレンドをヘアメイクで取り入れることや、ニーズに合わせたメイクをおこなうことや、お客さんからメイクについて質問やケアの方法を聞かれることもあるので、いつでも対応できるように普段から勉強しておくことも必要になります。

⑤特撮映画などで特殊メイクをしたい

ハリウッドや特撮映画を演出するヘアメイクアーティストもいます。特殊メイクを全身に施すアーティストなので、一般的なヘアメイクアーティストと少し違うイメージを持たれる人も少なくありません。特殊メイクの技法の中には、タレントや俳優の骨格を活かしたメイクをしたり、監督やディレクターのイメージに沿ったメイクをしたりする必要があります。

ヘアメイクアーティストになるためには

ヘアメイク―ティストになるためには、
・ 美容師免許を取得する
・ 専門技術を学校などで身につけて働く
・ アシスタントになり経験を積む
・ 海外の専門学校で学ぶ
という方法があります。

ヘアメイクアーティストは国家資格ではないので、免許を持たずに働くこともできますが、クライアントのニーズに合わせて「髪の毛を切る」行為は国家資格でないと難しい側面もあります。

ヘアメイクアーティストになるために必要なこと

ヘアメイクアーティストになるためには、肩書だけではなく必要なことがあります。

①トレンドや技術を学ぶ

顧客のニーズに合わせたメイクをするためには、常に新しい技術やトレンドを知っておく必要があります。メイクの技術やクライアントの肌質、肌色に合わせた商品の知識を豊富に持っていることで、さまざまな顧客や施術を施す人に対応することが可能になります。

②クライアントのニーズをくみ取るコミュニケーション能力

ヘアメイクアーティストは、「アーティスト」という名の通り、クリエイティブな発想や独自性が求められる技術職ですが、クライアントである依頼主や作品に合わせたメイクをする必要があります。そのためクライアントの意向や要望に忠実に答えられるコミュニケーション能力が必要となります。
自分の感性だけではなく、必要に合わせたメイクや技術が使えるようにすることや、細かなイメージを働かせてクライアントが望む作品を作り上げられる人になることが大切なのです。

自分の専門性を考えた道に進もう

ヘアメイクアーティストは、専門性が多岐にわたる職業です。どの業界で働きたいのか考えておくことで、ヘアメイクアーティストになるキャリアパスが明確になります。ヘアメイクアップアーティストは、メイクを使って人を喜ばせ、夢を与えることができる仕事です。確かな技術や豊富な知識を持っておくことで、クライアントから信頼を得ることができ、ヘアメイクアップアーティストとして活躍できるようになれますよ。